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海外への想い


私がはっきりと海外移住する!と決めたのは、社会人6年目の28歳の時でした。

実は、地元四国で高校生をやっていた時から海外留学への思いはあり、

卒業したらイギリスでアートやデザインを学びたいなどと漠然とした夢を持っていたのですが、そもそも

  • 海外の大学に受かる英語力がない
  • アート系受験のためのポートフォリオ作成をサポートする予備校が、東京などの大都市にしかない
  • 資金がない
  • 奨学金を取得できるという情報も知らない

といった、主に圧倒的な準備不足が理由で断念し、アート系でもなんでもない東京の大学に進学し、契約社員での社会人生活をスタートしました。


転機


卒業後は、東京の中小出版社で、契約社員の雑誌編集者として2年働きました。

東日本大震災を機に、地元四国に戻り、フリーペーパーを発行する企業で、4年半ほど営業事務として働きました。

東日本大地震が東京を離れる転機ではあったのですが、もっと大きな理由としては、震災を経て、自身のやりたいことをこんな風に自問したのがきっかけでした。

人はタイミング一つで、いつ死んでしまうかも分からない。今後生活がどう変わるかも分からない。

東京でこんな風に働くことが本当にしたかったことなのか?

高校の時から、海外に行くことが夢だったんじゃないか?

人生でそれをやり遂げないで終わってもいいのか?

そう思ってから1ヶ月以内に荷物をまとめ、家賃や生活費の安い地元で暮らしながら海外移住のためのお金を貯めることにしました。

「こんな田舎で暮らすのは嫌だ!私は東京でもっと最先端のカルチャーやアートに触れるんだ」という気持ちで、18歳で飛び出した地元ではありましたが、

6年ぶりに戻った地元では、最高に楽しい仕事仲間と、ワーホリ経験のある同僚やALTの先生の友人などにも恵まれて、英語に触れる機会も増え、充実した日々を送りました。

当初は、1年地元で暮らして貯金を作り、海外に渡る予定だったのですが、会社の雰囲気も心地よく、また飲んだり遊んだりの日々が意外に楽しく、地元で暮らし始めて3年以上の月日が経っていました。

そんな中28歳の時にようやく、29歳までには海外に出る、という明確な目標が定まり、動き始めました。

なぜ29歳かというと、30歳になるまでに自分の人生を一変する体験がしたかった、それだけの理由でした。


なぜニューヨークにしたのか


渡航先として、最初に候補に上がったのがニューヨークかロンドンでした。

30歳手前だったので、ワーホリの使えるオーストラリアやカナダにした方がお手軽でしたが、

私は渡航の目的を、現地の生活に触れたりアルバイトで稼ぐことではなく、

英語力と仕事で使えそうなスキルをつける

という点に絞っていたため、英語プラスWEBデザインの授業がある現地の語学学校に行こうと決めていました。

このあたりの目的意識は、自分が当時30歳手前の社会人だったこともあり、

大金を払って渡航して、キャリアにブランクを空けるのなら、その後の仕事に繋がるようなスキルを何がなんでも身につけたいという気持ちが強かったかからだと思います。

次回は、語学学校選びとその失敗について語りたいと思います。

投稿者 enoki93

1986年生まれ。語学留学先のニューヨークでインドにハマった稀な人。NYでのマイ定番は、フラッシングの中華と、屋台ケバブ、28丁目付近のインド料理屋。