語学学校選び
私がアメリカとイギリスの語学学校選びでまず参考にしたのは、定番のロンドン留学センターや、ニューヨーク留学センターのサイトでした。
語学学校で、プラスアルファで、WEBやデザインなど専門分野のスキルアップの授業も提供している学校を探しました。
ロンドンかニューヨークか
語学留学先として、アメリカにするか、イギリスにするかは最後の最後まで決めておらず、
渡航数ヶ月前の「気分」で「やっぱり人生を変えるならニューヨークだ!」となり
ニューヨークにしました。
安直な決め方ですが、実はこういう理由も働いていました。
私の性格は、シャイ、人と仲良くなるのに時間がかかる方、慎重で真面目
という、およそ海外生活むしろアメリカには、絶対に向いてなさそうなキャラクターでした。
渡航前、アメリカは陽キャの国、ガンガン自己主張して道端で知らない人とハイタッチしたり歌ったり踊ったりするような文化というイメージがあり
逆に、イギリスは控えめで初対面の人と仲良くなるにも時間がかかると聞き、それなら陰キャな自分でもやっていけそうと勝手に思っていました。
なので、最終的に、あえて自分に全く合わなそうな「アメリカ」を選びました。(笑)
日本での自分を一新して、人生を変えたかったからです。
格好つけた言い方ですが、結構本気でした。
こちとら29歳独身、恋人もおらず、正社員経験もゼロという失うものは何もない状態でしたので、世界の中心ニューヨークに行って新しい人生を生きる!という非常なピュアな気持ちで、留学に望んだのでした。
NYの語学学校の感想と評判
その結果、たどり着いたのがニューヨークのマンハッタンにある、GENY(ジェニー)という語学学校でした。
残念ながら2020年で閉鎖となったようですが、授業料が安く、少人数制、WEBデザインのコースもプラスアルファでつけられるというところで、この学校を選びました。
語学学校を選ぶ条件として、日本人率の低さを挙げられる方も多いと思うのですが
私はあまりそこは気にしていませんでした。
予算内で6ヶ月は通えることと、WEBデザインのクラスがあることが決め手でした。
ただ振り返ってみると、やはり安かろう悪かろうの面も少なくなかったのが実際の感想です。
当時予算に制限がなく、本当に語学の実力を高めたいなら、
ニューヨークでも著名な大学の一つである The New School や New York University の語学コース(ESL)に通いたかったなーと思います。
値段は、安い語学学校と比べると倍かそれ以上はするかと思いますが
やはりそれなりのお金を払っている以上、そこに通われる方の勉強に対する意識も高いでしょうし
実際に、New York UniversityのESLに3ヶ月行ったという方の英語力は高かったです。
その方は、英語圏への正規留学はありませんでしたが、現地就職され、営業職でアメリカ人との交渉や会議で支障なく使える英語力を持っていました。
語学学校GENYについて
私の通ったGENYですが、1クラス10〜15人とどちらかというと少人数で
内訳は多い順に、中国、 東ヨーロッパ、トルコ、日本という割合でした。
いろんな国の人や年齢の幅が広いほど、興味や知り合いの幅は広がって楽しい反面、
若干クラスにまとまりがなかったり、ビザ目的で学校に来ているやる気のない生徒だったり、突然長々とした生徒の自己主張という名の身の上話が始まったりして、困惑することもありました。
なので授業自体が英語力を高めるのに役立った記憶はあまりないですが、
中国人の友人は何人かできて、ご飯に行ったりはしたのは楽しい思い出です。
そんな中でしたが、先生たちは、元はニューヨーク大学で教えていた、作家でもあるちょっと世捨て人風の先生だったり(お気に入りの先生でした!)、韓国で英語教師をやっていたアジアに興味のある若い先生だったり、ちゃんと英語教師としての資格は持っており、知識も豊富で話も面白かったため、授業自体は好きでした。
ただ、私の場合、結局語学学校は4ヶ月で辞めることになりました。
あまりこの学校でスキルを身につけられる可能性を感じられなかったためです。
ケチっているのか、冬の暖房がつかない日もあったりするなど、「ここ経営大丈夫か?」と思うこともちらほらあったのも不信感の理由でした。
当初入学6ヶ月後に取るはずだったWEBデザインのコースもキャンセルしました。
キャンセルするのに、学校の韓国系アメリカ人のオーナーとは諸々押し問答はありましたが(笑)
「仕事を見つけたから」という理由でなんとか押し切り、先払いした授業料も返金してもらうことができました。
結局どの語学学校が良いのか?
語学学校は、とにかく入ってみて、クラスの雰囲気や先生が合うか合わないを確かめるのが第一と思います。
気に入らない学校だったら、別の学校に割と簡単に転校できますし、入るタイミングによってクラスメートたちの雰囲気も様々なので、あまり深く考えすぎないでまず3-4週間くらい行ってみて決めるのもいいんじゃないかなと思います。
私がニューヨークにいる周囲の人から聞いた学校の評判と感想は以下です。
(2016-2017年当時の個人の感想です。現在の学校の構成とは全く異なる可能性があります)
LSI New York
2016年当時、日本人率はそこまで高くない。
自分の周りでここ出身の留学生は、なぜかおしゃれな子が多かったです。
授業の質、授業以外のアクティビティもあり、バランスの良い学校という印象。
ZONI Language Centers Manhattan
先に出したGENYの先生が、以前ここで働いていたそうですが
1クラスの人数が非常に多く、カオスのため、まったくおすすめしないとのことでした。
授業料がとても安いため、コスト重視の方は良いかもしれません。
まとめ
2023年時点で開校しているニューヨークの語学学校の評判は以上です。
コロナ禍の2020-2021年にかなりの学校が閉鎖になっているのと
残った学校もコロナを乗り越えての経営のため、私が知っているコロナ前とはまったく異なった学校になっている可能性もあります。
とはいえ、コロナの渡航制限が解除となり、今年からどんどん語学留学をする方も増えると思うので
また閉鎖した学校が復活したり、新しい語学学校ができてくるかもしれません。
先ほども言いましたが、学校は相性なので、渡航前に「ここだ!」と決めても
実際に通ってみて学校を変えることは結構よくあります。
ぜひ気にいるところが見つかるまで、辛抱強く探してみてくださいね。